一人暮らしの高齢者は男女ともに増えており、今後も増加が予想されています。
経済的、身体的な老後の不安は多くの方が抱える問題となっています。
私たちが安心して老後を迎えるためにはどのようなサービスがあるのでしょうか?
ここでは、遠くにいる家族に代わって1人暮らしの高齢者を見守る「見守りサービス」について解説していきます。

見守りサービスって、どんなサービス?

見守りサービスとは、家族に代わって1人暮らしの高齢者の安否確認や緊急時の対応などを行うサービスです。
なお、近年では、将来の不安に備えて任意後見制度を活用する高齢者が増えており、この見守りサービスと組み合わせてご利用されている方も増えております。
この場合は、任意後見が開始するまでの間は、任意後見契約の受任者が、定期的に本人と連絡を取り合って健康状態などを確認し、見守りサービスを実施します。

一人暮らしの高齢者が見守りサービスを利用するメリットは?

任意後見契約はご本人の判断能力が不十分となったときから開始しますが、特に一人暮らしの高齢者の場合、判断能力の低下に気付くのが遅れてしまう場合があります。このような場合に備えて、見守りサービスを利用すると、サービス提供者が定期的にコミュニケーションなどを取ることにより、ご本人の小さな変化に気付き、正しい時期に任意後見を開始させることができるようになります。

また、任意後見契約をしてから開始まで数年、または数十年間、本人と任意後見契約受任者が顔を合わせない可能性もありますが、見守りサービスを利用していれば、後見開始までの間に両者間で定期的に連絡を取ることにより、信頼関係を継続させることができます。
やはり、生活状況や健康状態を定期的に確認してもらえることは、一人暮らしの高齢者にとって心強いサービスといえるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
せっかく将来の備えとして任意後見制度を利用するのであれば、見守りサービスと組み合わせる方が制度を最大限に活用できるといえるでしょう。
一人暮らしの高齢者の増加に合わせ、様々なサービスが用意されておりますが、今回お話しした見守りサービスも、いざという時安心して暮らせるためのサービスとして、ご検討してみてはいかがでしょうか。

見守りサービスについてご相談・ご質問等がございましたら、是非ともえん道の会にお問い合わせいただければと思います。

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