昨年、身寄りのない高齢者支援をうたっていた、ある公益財団法人が、公益認定の根拠となった手続きを経ずに高齢者から預託金を集めてこれを不正に流用し、結果的に破たんしたことが問題となりました。
老後をサポートする支援会社を見極めないと、結果的にサポートが受けられない可能性がございますので注意が必要です。
不正が起こる原因とは?
今回のような不正が起こることには、必ず原因があります。
本来、上記公益財団法人では、お客様から預託金を預かることはなく、弁護士や司法書士などの第三者の事務所で預託金を管理する「三者契約」を結ぶことが前提で、この手続きを根拠に公益認定を受けていました。
しかし、実際は、第三者を関与させずにお客様の預託金を直接管理する「二者契約」を勝手に進めることで、自社内で預託金を私的に流用できる仕組みとなっていたことに問題があったと考えられます。
なお、2300件の契約者のうち、この2社契約の件数は1600件で、勝手に預託金が引き出され、賞与や事務所の開設などに使われていたということです。
老後の生活を支える預託金がこのように不正利用されることは、絶対に起きてはいけないことです。
預託金は第三者の信託会社が管理すること
えん道の会では、高齢者向けの見守りサービス、身元保証サービス及びエンディングサポートを複合的に行っていますが、葬儀・納骨などに必要な費用は事前に預かり、信託会社に信託する形を採用しております。なお、この方式は最高裁判所が推奨する「後見制度支援信託」に準拠しているものです。
そのため、我々がこの預かり金を私的に流用することは絶対にできない仕組みとなっています。
なお、この信託は、万が一第三者である信託会社が破たんしたとしても、預託金はお客様に対して全額返還されるため、前述した「三者契約」よりも安全な制度です。信託制度は、日本で最も安全な預託金の管理方法といえます。
したがって、お客様には安心して見守りサービス及び身元保証サービスをご利用いただけることと思います。
これらのサービスは、弊会が多数の専門士業のバックアップを受けているからこそ可能になるものです。なお、弊会ではお客様との信頼関係を第一に考え、寄付を受け取っておりません。
老後の財産管理に不安がある方、または不安をお持ちの方をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ともえん道の会にご連絡いただければと思います。
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