独居老人とは文字通り、一人で日常生活を行う高齢者を指します。
現代の日本では、超高齢化に加え、核家族化により子供との同居が減少しており、独居老人は年々増加し、高齢者の約5人に1人が独居生活となっています。
こうした中、高齢者やその家族がより安心した生活を送るためには、どのような解決策があるのか一緒にみていきましょう。
独居生活に満足している老人は7割超!
独居老人はさみしいだろう、と思われがちですが、内閣府の調査では一人暮らしの高齢者の76%が「今のままの一人暮らしでよいと考えている」という意外な結果が出ています。このように、一人で暮らす高齢者でも、毎日の生活を楽しく送っている方々もたくさんいらっしゃいます。
しかし、そのような充実した生活を送りつつも、突然具合が悪くなったらどうするか?など、いざという時への不安を持つ高齢者は少なくありません。また、ご本人だけでなく、離れて暮らす家族にとっても、何か問題が起きてはいないかと常に心配がつきまといます。そこで、いざという時に対応できる、さまざまなサービスが提供されています。
いざという時にも安心!独居老人向けの安否確認サービス
①自治体による見守りサービス
緊急通報システムや電話・訪問による見守り事業、配食サービスによる安否確認など、各自治体により高齢者の安心安全を考えた施策が展開されています。また、地域のコミュニティを活性化させることにより、街全体で高齢者を見守ろうという取り組みも活発になってきています。
②民間による見守りサービス
センサー機器を設置する方法、ポットや電気・ガスの使用状況を確認する方法、緊急時にご自宅へ駆付けを実施するとともに、その家族に連絡する方法など、費用こそかかりますが多種多様な見守りサービスがあり、いざという時にも安心です。
③任意後見制度を利用した見守り契約
任意後見制度とは、自分の判断能力が衰えてきたときのことを想定し、あらかじめ契約(「任意後見契約」といいます)によって後見人を指定しておく形態のものをいいます。この任意後見契約に見守り契約をプラスすることにより、定期的に高齢者の安否確認を行うことができ、また任意後見制度をより効率的に利用することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?超高齢化が進む日本において、独居老人は決して珍しいことではなく、今後もその数は増加していくといわれています。自分や家族の身近な問題として、安否確認や見守りサービスについて今から考えておくと安心ですね。
見守りサービスや身元保証に関することでお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非ともえん道の会にお気軽にお問い合わせいただければと思います。
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